湯浅亜実岡村隆史らが築く「ブレイキン黄金時代」の予感

湯浅亜実、初代オリンピック女王に輝く

2024年パリオリンピックで、ブレイキン女子の決勝が行われ、日本の湯浅亜実選手が見事金メダルを獲得しました。湯浅亜実選手は、ダンサーネーム・AMIとして知られる25歳のダンサーで、Good Foot Crewに所属しています。

今大会から正式種目となったブレイキンで、湯浅亜実選手は素晴らしいパフォーマンスを見せ、初代オリンピック女王の座を手に入れました。湯浅亜実選手は、2019年と2022年の世界選手権で2度の優勝経験を持つ実力者です。

決勝戦での圧倒的な勝利

決勝戦では、湯浅亜実選手はリトアニアのNICKA選手と対戦しました。3ラウンド制の決勝で、湯浅亜実選手は流れるようなフットワークとダイナミックな回転技を披露。第2ラウンドでは広い空間を使いこなし、フリーズも完璧に決めました。最終第3ラウンドでは、細かい動きからのフリーズと素早い足さばき、そして大技で締めくくり、3-0の完勝で金メダルを手にしました。

湯浅亜実選手は優勝後のインタビューで、「決勝は楽しもうと思って思いきりいこうと思ってやりました」と語り、周囲のサポートへの感謝の言葉も述べました。

ブレイキンとは

ブレイキンは1970年代のアメリカ・ニューヨークで生まれたヒップホップ文化の一部です。自由度の高いパフォーマンスが特徴で、1対1の対決形式で行われます。DJの音楽に合わせて即興でパフォーマンスを披露し、技術性、多様性、完成度、独創性、音楽性の5つの基準で採点されます。

岡村隆史、JDSFブレイキン応援団長に就任

レジェンドBboyがブレイキンを応援

2020年9月5日、公益社団法人日本ダンススポーツ連盟ブレイクダンス本部は、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史がJDSFブレイキン応援団長に就任したことを発表しました。岡村隆史は、かつて日本のブレイキンシーンを牽引してきた人物として知られています。

岡村隆史のブレイキン経歴

岡村隆史は1970年生まれの大阪出身で、中学時代にマイケル・ジャクソンと田原俊彦の影響を受けてブレイキンを始めました。関西を拠点とするブレイクダンスクルー「ANGEL DUST BREAKERS」のメンバーとして活躍し、Bboyネーム「KID」として知られていました。

岡村隆史は1980年代からブレイキンに携わる数少ないレジェンドBboyの一人です。彼の影響で多くのダンサーがブレイキンを始めたと言われています。

岡村隆史のコメント

就任に際して、岡村隆史は次のようにコメントしています。

「この度、ブレイクダンス応援団長に就任いたしましたナインティナイン岡村隆史です。このように任命していただき、本当に光栄に思います。ブレイキンは性別、国籍関係なく、誰もが楽しめる熱狂できるスポーツです。私はこれまでブレイキンを通じて多くの方と出会い、多くの貴重な経験をさせて頂きました。私を成長させてくれたブレイキンが多くの方に夢や勇気を与えられるよう、全力で応援していきます。」

ブレイキンの未来

日本のブレイキンシーン

湯浅亜実選手の金メダル獲得や岡村隆史の応援団長就任により、日本のブレイキンシーンはさらなる盛り上がりを見せています。JDSFブレイキンブロック選手権2020では、Shigekix、ISSEI、AMIなど日本のトップダンサーが出場し、白熱したバトルが繰り広げられています。

オリンピック種目としてのブレイキン

2024年パリオリンピックでの正式種目化により、ブレイキンは世界的な注目を集めています。湯浅亜実選手の金メダル獲得は、日本のブレイキンの実力を世界に示す素晴らしい成果となりました。

岡村隆史の役割

岡村隆史は応援団長として、世界で活躍する日本人選手や競技に取り組む若手選手を応援していきます。彼のブレイキンへの深い愛情と経験は、日本のブレイキンシーンにとって大きな支えとなるでしょう。

結び

湯浅亜実選手のオリンピック金メダル獲得と岡村隆史の応援団長就任は、日本のブレイキンシーンにとって大きなマイルストーンとなりました。湯浅亜実選手の活躍は、多くの若者にブレイキンへの興味を喚起し、岡村隆史の存在は、ブレイキンの歴史と文化的価値を伝える重要な役割を果たすでしょう。

ブレイキンは単なるダンスではなく、自己表現と創造性の融合したアートフォームです。湯浅亜実選手や岡村隆史をはじめとする日本のブレイカーたちの活躍により、ブレイキンはさらに多くの人々に愛され、発展していくことでしょう。今後も湯浅亜実選手の活躍と岡村隆史の応援に注目が集まることは間違いありません。

トリビア

Posted by 管理者